「胸が苦しい!」と言って…(双龍門 相術)

こんにちは、双龍門占術師 黄髄源です。

我々弟子チームは月に1度、金・土・日の3日間
八王子の同仁堂中医薬学研究所に集合して
黄 龍英 師匠から直接占術の手ほどきを受けています。 

毎回課題を課せられますが、
その課題は、師匠の思いついた課題ではなく
現実に起こった症例を元に出題され、

相術を駆使して回答していきます。

課題

9月12日、ある女性が来院されて
いきなり玄関で「胸が苦しい」と言って
倒れました。

両手の脈の6か所のうち2か所に強い脈を感じ
舌の中央と裏が異常でした。

どのような病気でどのような対策をしたらいいのか?

という課題を与えられました。

私が出した卦は以下の通りです。

占った日:酉金月 丁未土日
空亡:子丑

          本卦        中間卦      変爻卦

外卦        艮(山)      坤(地)     坎(水)

六爻        寅木兄弟忌神   酉金官鬼 回頭生 子水子孫 白虎

五爻 巳火子孫原神 子水父母仇神        回頭剋 戌土妻財 騰蛇 

四爻        戌土妻財用神世爻               勾陳

内卦         震(雷)      坤(地)     震(雷)

三爻 酉金官鬼   辰土妻財                   朱雀

二爻        寅木兄弟                   青龍

初爻        子水父母仇神応爻 未土妻財               玄武

       山雷頤          坤為地      水雷屯   

まず大きな局面から観ます。

         本卦   中間卦  変更卦

外卦  艮(山) 坤(地) 坎(水)

     土    土    水

内卦   震(雷)   坤(地)    震(雷)

      木    土    木

    山雷頤  坤為地  水雷屯

宮は巽(風)はで木、

土と木が多いけど、水が少なくなっています。

体の中の『水』が少なくなっていると推測できます。
水は文字通りの水分だけではなく、血液も意味しますので

この患者さんは血流が悪いのではと感じました。


卦の意味を考えてみます。
本卦
山雷頤(さんらいい)
 これは大凶です。今は非常に苦しい状態です。
 『山』は脾(ひ)臓、『雷』は肝臓で、
  山の下に雷があり、山は動かない。
 病占は、山が固まるので肝硬変。

中間卦
坤為地(こんいち)
 病占は、胃、脾、ガン

変爻卦
水雷屯(すいらいちゅん)
 四大難卦の一つです。
 草木が硬い土に阻まれている状態です。
 『水』は停滞、滞る
 『雷』は激しく動こうとする
 『屯』は混沌とした状態を意味します。

 水が足りなくて混沌として状態で、
 水を力にして雷の勢いを得れば道は開けるが困難を伴う。

以上から、推測すると、

やはり、水=血の流れが良くないと判断できます。

次に卦を読み解きます。

世爻が四爻にあり、勾陳が臨んでいます。
 勾陳は固まりの情報で、詰まっている情報です。

発動している五爻に巳火が隠れています。
 五爻は心臓の爻位で巳火は心臓の情報です。
 飛神の子水が空亡で伏神の巳火が出やすく、

 巳火が出やすくなることで、
 変爻の戌土に騰蛇と一緒に入墓します。

 騰蛇は蛇→血管の情報で、四爻の勾陳を合わせて

 考えると、

心臓の血管が詰まって血流が悪くなっている
 と推測できます。

また、六爻も発動して空亡の子水に変わっています。

 白虎が臨んていて、白虎は血液の情報なので
 頭に血が流れにくい状態と推測できます。

以上から

この患者さんは、心筋梗塞と脳血流不全の疑いがあります。

では、どのような対策を講じればいいのでしょうか?

ここでは治療方法といった医学的な対策ではなく
占術での対策です。

まず、考えられるのが
五爻に隠れている巳火を変爻の戌土の墓に入れない
ため申の力を借ります。

家の北西(戌の方角)に申の置物を4つ置きます。
紙粘土で申を作ってもらいました。

次に水の力をつけるため
子水の空亡をあけさせます。
子の置物を6つ北に配置します。

 

その年の12月(甲子月)には
だいぶ良くなったそうです。

ちなみに、部屋の真ん中に立つと
すごく咳が出たので、
黄 龍英 師匠は、酉の置物を女性の四隅に
置いたところ、たちどころに咳が止まったそうです。

病気というのは、陰陽五行の流れが悪くなって
いるのが原因です。
五行の流れを良くすることで病状が改善されます。

 

                           以上

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする